この記事では、本連載で扱う「自信の構造」を理解するための基本的な視点として、心の中に存在する三つの役割(紙粘土・張りぼて・ナビゲーター)を整理します。
以降の各章を読み解くための、ひとつの土台として位置づけています。
ここから少し、視点の話に入ります。
これまで起きていた違和感を、眺めやすくするための地図みたいなものです。
人の心の中には、
いつも同じ形で存在する「ひとつだけの自分」があるわけではありません。
落ち着いていると思っていたのに、ふとした一言で揺れる自分。
役割をきちんとこなしているはずなのに、どこか疲れ切っている自分。
そして、その様子を少し離れたところから眺めている自分。
日常の中では気づきにくいものの、
私たちは無意識のうちに、複数の「わたし」を使い分けながら生きています。
この章では、その中でも特に重要な三つの存在を取り上げます。
・紙粘土の自分
・張りぼての自分
・ナビゲーターの自分
名前は少し風変わりかもしれません。
ですが、ここで扱うのは特別な理論ではなく、
あなたの中ですでに毎日働いている、とても身近な心の動きです。
今は、この三つをはっきり区別できなくても構いません。
「こんな見方もあるのかもしれない」
そう思えたなら、十分です。
次は、この中のひとつを、もう少し近くで見てみましょう。
この記事のまとめ
・私たちの心の中には、状況に応じて働く複数の「自分」が存在している
・本連載では、その中でも特に重要な三つの役割を
「紙粘土」「張りぼて」「ナビゲーター」として整理していく
・これらを区別して眺めることで、これまで言葉にしづらかった違和感を理解しやすくなる
・この視点は、自分を評価するためではなく、理解するためのものです

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