第27回:心に居座る不安な感覚

もう少し、続きます


11. 日常がうまくいっていても、なぜか“置いていかれる”ような不安が消えない
外側の生活は順調でも、内部の紙粘土が追いつかないと「遅れている感」が染みつきます。張りぼては年齢や役割に合わせて肥大化する一方、紙粘土の育ちが緩慢だと内部空間が広がり、ナビゲーターは常に「もっと」と促します。その圧で胸の中に「置いていかれる」感覚が持続するのです。

12. 心にぽっかり穴が開いているような感覚が、だんだん強くなる
理由のない“ぽっかり”は、張りぼてと紙粘土のギャップの空間が時間をかけて年々広がる結果として現れます。外側は次々に装飾されていくのに、内側は小さいまま。内部空間は目に見えない穴のように感じられ、ナビゲーターのプレッシャーが増幅されるほど、その穴の存在感は強まります。痛みではなく存在感として居座るのが特徴です。

13. 幸せなはずの瞬間に、自分だけ少し遅れているような気がする
周囲が盛り上がる中で自分だけワンテンポ遅れるのは、感情を受け止める紙粘土の余力が不足しているためです。張りぼては場に合わせて笑顔を作れますが、内側はまだ反応の準備不足。ナビゲーターが「早く合わせろ」と急かすと、遅れはますます顕著になります。結局、外側の色彩は鮮やかでも、内側の温度は追いつかないのです。

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